2008年 09月 01日
シチリア菓子 マルトラーナの型
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毎日何を食べているのですか。とよく聞かれますが、
イタリアンであることが多いです。たまに日本食。
でも一度日本食を作ってしまうと続きます、
食べたくなってしまって。
日本にはたくさんの種類の器があると思います。だって、日本食を作るときの洗い物の多いこと。イタリア料理だと多くても一人当たりお皿3枚、それにグラスだけ。
だからアンティーク市に行っても器といえばプレート類。小鉢のような小さな器は
少ないのです。
これはシチリアのお菓子、
martorana マルトラーナの型。
マルトラーナは、アーモンドの粉を使って、
果物、野菜、魚など、色々な型をとり、
鮮やかな色付けをして実物に似たてた
シチリアの伝統菓子。
この型は1800年代に使われていた型。
釉薬の色も、縁のとろけ具合も抜群。
素朴で大地の匂いがする器。
たくさんの、甘ーいお菓子を模ってきましたが、
直径約12cm、小鉢のように。
オリーブがまたよく合う器なのです。
by lulaegiotto
| 2008-09-01 22:02
| 古物・アンティーク・古道具