2008年 02月 16日
オリーブの木 剪定
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洗濯物を干していたらジョルジョがやってきました。
腰にガーデングッズを巻きつけていたので、
「あ、今日やるの?」
上着がいらないくらい暖かだったある日の午後、オリーブの木の剪定をしました。
ジャコモが幼稚園に帰ってくるまでの時間だけやるぞ、というので、私もお手伝い。
オリーブの剪定はなかなかどうして難しい。
ここは切ってもいい?と木に登った私がジョルジョに聞くと
「それは残すんだ、そこじゃなくてもう1つ手前のその枝だっ」と
下から私を覗き込み、長い枝でトントン、ここだ、ここ、教えてくれる。
むむむ。ここからなのかい...。
どれでも好きなオリーブを選んで好きに剪定をしてみたらいい、
俺だって誰かから学んだ訳じゃないんだから
とジョルジョは言いますが、いやいや、なにかセオリーがあるはず。
昔の人はこういったもんだ。
「農民はみんな帽子を被っていただろう。
剪定をしたオリーブの木にその帽子を放って、帽子が向こうへ抜けたらそれでいいんだ。」
それだけのことなんだよ、とジョルジョ。
今年は試しに一人で剪定をしてみようと思います。
帽子が抜ければいいんですから。(笑)
「ノンノー!」「お~、アモーレ」
ジャコモが幼稚園から帰ってきました。とろけた笑顔になっちゃうジョルジョ。
オリーブの枝を燃やしたくて仕方がないジャコモはおじいちゃんのお手伝い。
しばらくしておやつにしよう、ということになり今日の剪定はここまで。
剪定が終わった畑は、一際空が大きくて。
アーモンドの大木にはうっすらとピンクの蕾。
ジョットは何か獲物を見つけて穴を掘り、ルラはのんびりお昼寝を。
もう春はそこまで。
by lulaegiotto
| 2008-02-16 23:38
| トスカーナの日々