2009年 10月 19日
S.possidorioのフォーク
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まるでフォークの歴史を眺めているよう。
すべて1700年代中期頃、
エミリア・ロマーニャは、san possidorio、
cavezzoからのフォークです。
細部にわたる曲線、ほっそり感、バランスの良さ。何とも美しい姿です。手にしてみると、その握りやすさに驚きます。
本当ならば、自らの土地のその優良な土で、窯元を作り発展させたかったsan possidorioのマルケージ ターコリ。でも陶器といえば、
SassuoloやFaenza、Bologna、ガラスはVenezia…、という現実に、それならば私達は、カトラリーを作り出そうではないか、というのが始まりだったそうです。
フィレンツェのカテリーナ ディ メディチがフランス王に嫁ぐ際に、お嫁入り道具としてフォークを持ち込んだことがきっかけで、フランス、至ってはヨーロッパに広まっていきました。
時代が移り変わった1700年代の、
エミリア・ロマーニャ州では、
こんなカトラリーのエピソードがあったそうです。
by lulaegiotto
| 2009-10-19 10:45
| 古物・アンティーク・古道具